賃貸物件でも安心!地震に備えるためにやっておきたいこと
賃貸物件に住んでいると、地震に対する不安を感じることがあります。自分の家は耐震性があるのか?地震が起きたらどうすればいいのか?地震後に家賃や修繕費を請求されるのではないか?など、様々な疑問や心配が浮かびます。しかし、賃貸物件でも地震に安全に対処するための方法はあります。この記事では、賃貸物件の地震対策について、以下の4つのポイントに分けてご紹介します。
賃貸物件の地震対策について
まず、賃貸物件の地震対策として、以下の3つのことを確認しましょう。
- 建物の耐震性
- 家具や家電の固定
- 防災マップや避難場所の把握
【建物の耐震性】
賃貸物件に入居する前に、建物の耐震性を確認することが大切です。建築基準法では、1981年以降に建てられた建物は新耐震基準に適合していることが義務付けられています。しかし、それ以前に建てられた建物は旧耐震基準や無基準の可能性があります。その場合、耐震診断や補強工事が行われているかどうかを不動産会社や大家さんに尋ねる必要があります。また、建物の構造や形状も耐震性に影響します。一般的に、鉄筋コンクリート造や鉄骨造は木造よりも強く、高層階よりも低層階の方が揺れが小さくなります。角部屋や中央部屋は周辺部屋よりも安定します。
【家具や家電の固定】
次に、家具や家電を固定することも重要です。地震で倒れたり飛んだりした家具や家電は、人を直接的に傷つけたり、出口を塞いだりする危険があります。特に高さがあるものや重量があるものは注意が必要です。例えば、本棚やタンス、冷蔵庫や洗濯機などです。これらの家具や家電は壁や床に固定する金具やベルトを使ってしっかりと固定しましょう。また、引き出しや扉は開かないようにロックしたりベルクロテープで止めたりしましょう。窓ガラスは飛散防止フィルムを貼ることで割れても飛び散らないようにできます。
【防災マップや避難場所の把握】
最後に、防災マップや避難場所を把握することも必要です。防災マップは、地震や津波などの災害によって被害が想定される場所や避難経路、避難場所などを示した地図です。市町村のホームページや防災センターなどで入手できます。防災マップを見て、自分の住んでいる場所や通勤・通学する場所がどのような危険にさらされているかを知り、避難する際の最適なルートや目的地を決めておきましょう。また、近くの公園や学校などの避難場所も確認しておきましょう。ただし、避難場所は地震の規模や状況によって変わる可能性があるので、必ずしもそこに行けるとは限りません。そのため、複数の避難場所を候補にしておくことが望ましいです。
地震に備えるための必要なアイテムとその使い方
次に、地震に備えるために必要なアイテムとその使い方について説明します。地震に備えるためのアイテムは大きく分けて以下の3つの種類があります。
- 防災グッズ
- 非常持ち出し袋
- 非常食や水
【防災グッズ】
防災グッズとは、地震が起きた時に身を守るためや生活を支えるために役立つものです。例えば、以下のようなものがあります。
- ヘルメットや防災頭巾:頭部を落下物や飛散物から守ります。
- 防災服や防寒具:体温を保ったり外傷を防いだりします。
- ラジオや携帯電話:情報収集や連絡に使います。
- 懐中電灯やろうそく:暗闇での移動や生活に使います。
- ライターやマッチ:火を起こしたり暖を取ったりします。
- ナイフやハサミ:切ったり刺したりします。
- ホイッスルや笛:救助を求めたり合図を送ったりします。
- ガムテープやロープ:固定したり結んだりします。
- 救急セットや常備薬:怪我や病気に対処します。
- トイレットペーパーやウェットティッシュ:衛生的にトイレを使ったり身体を拭いたりします。
【非常持ち出し袋】
非常持ち出し袋とは、地震が起きて家から避難する時に持ち出すべきものを入れた袋です。非常持ち出し袋に入れるべきものは以下のようなものです。
- 身分証明書や保険証などの重要書類:本人確認や手続きに必要です。
- 現金やクレジットカードなどの金銭:買い物や交通費に必要です。
- 水や非常食などの食料:飲食に必要です。
- 下着やタオルなどの衣類:着替えや清潔にするために必要です。
- マスクやゴム手袋などの衛生用品:感染症や汚染から身を守ります。
- 地図や筆記用具などの情報用品:移動や連絡に役立ちます。
【非常食や水】
非常食や水とは、地震が起きて水道やガスが止まったり、買い物ができなくなったりした時に備えておくべきものです。例えば、以下のようなものがあります。
- 缶詰やレトルト食品
- ビスケットやチョコレート
- 乾パンや米菓
- アルファ米やインスタントラーメン
- 水やスポーツドリンク
- 粉ミルクや栄養ドリンク
地震時に賃貸物件で注意すべきことと対処法
ここでは、地震が起きた時に賃貸物件で注意すべきことと対処法についてご紹介します。地震が起きた時に賃貸物件で注意すべきことは以下の2つです。
- 安全な場所に身を避ける
- 火災やガス漏れなどの危険を防ぐ
安全な場所に身を避ける
地震が起きたら、まずは安全な場所に身を避けることが最優先です。安全な場所とは、以下のような条件を満たす場所です。
- 壁や柱などの強固な構造物の近く
- 落下物や飛散物から離れた場所
- 窓から離れた場所
火災やガス漏れなどの危険を防ぐ
地震が収まったら、火災やガス漏れなどの危険を防ぐために以下のことを行いましょう。
- 電気やガスの元栓を閉める
- 火のついているものを消す
- 換気扇やエアコンなどの電化製品を切る
- 水道の蛇口を閉める
- 窓やドアを開けて換気する
これらのことを行うことで、火災や爆発、水漏れなどの二次災害を防ぐことができます。ただし、自分の身の安全が確保されている場合に限ります。もし、自分の身に危険が及ぶ可能性がある場合は、無理をせずに速やかに避難しましょう。
地震後の賃貸物件の状況確認と連絡方法
地震後には、賃貸物件の状況確認と連絡方法について知っておく必要があります。
【建物や部屋の被害状況の確認】
地震後には、建物や部屋の被害状況を確認することが重要です。被害状況を確認する際には、以下の点に注意しましょう。
- 自分や他人の安全を最優先にする
- 被害状況を写真や動画で記録する
- 被害箇所や内容を詳しくメモする
【不動産会社や大家さんへの連絡】
被害状況を確認したら、次に不動産会社や大家さんへ連絡することが必要です。不動産会社や大家さんへ連絡する際には、以下の点に注意しましょう。
- 連絡先や連絡方法を事前に確認しておく
- 被害状況を具体的かつ正確に伝える
- 修理や補償などの手続の流れや費用を確認する
- 家賃や契約などの変更や解約などの相談をする
まとめ
この記事では、賃貸物件の地震対策として、建物の耐震性や家具の固定、防災マップの確認などを紹介しました。また、地震に備えるために必要なアイテムとして、防災グッズや非常持ち出し袋、非常食や水などを挙げました。地震はいつ起きるか分かりません。自分の命や財産を守るためにも、日頃から備えておくことが大切です。この記事があなたの地震対策の参考になれば幸いです。
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